最近のことですが、会社の上司の日本語があやしいのです。
「石橋を叩いて橋を渡るようなことをする」
これはすでに用語として間違っておりますが、彼はこれを(考えなしにやっつけでしてしまう)と言いたいときに使っております。
しかも頻繁に、かつ自信を持って使用するので、上司の上司ですら、
「石橋を叩いて渡るようなことをしちゃ駄目だなあ」(本意:見切り発車をするのはよくない)
と、語っております。
感染力恐るべし(笑
昨日は商社の方と電話をしていた際に、
「おたくのような大手の会社が、そんな赤子の手を握るようなことをしなくても」
(……え)
そ、それは「赤子の手をひねる」では。
握ってどうする。
しかも彼はそれを「あざといやりくち」と言いたいときに使っていますが、「赤子の手をひねる」は用法的に違っております。
「石橋を叩いて橋を渡る」は、だいたい50回くらいは聞きましたが、「赤子の手を握る」は今後どのくらい連発してくれるのだろう。
どきどきしながら、今後の上司を見守りたいと思います(笑