先週は台風で延期していたプラネタリウム。
昨日行ってまいりました。
19:00上映開始に合わせて、夕暮れ時のポートライナーに乗車です。
ゆっくりと日の暮れていくこの時間。淡く青い大気につつまれた神戸港を眺めながら、電車は南公園まで。
この駅は大型ショッピングセンター「イケア」があるので、日中は人の多い場所ですが、6時過ぎにはもう人気もまばらです。
行く道の途中にあるUCCコーヒー館もすでに閉館していて、闇の増した街路をまっすぐ歩いていきます。
このポートアイランドは完全な人工島で、道も広く緑も多く、建物が整然と並んでいる印象ですが、日が暮れてビルの灯りが消えてしまうと、そのぶん静謐な雰囲気が強まります。
目当ての青少年科学館は、展示室の閲覧時間をすでに過ぎ周囲も暗くなっていますが、入口のガラス戸近辺はわずかに明るく……ほっとして、館内に入ります。
案の定、鑑賞者も少なくて、見回せばまわりはカップルか、青年のふたり組みか(ん?)、少しばかりの親子連れ。
いい席も座り放題で、前後に気にせず着席することができました。
そして、「銀河鉄道の夜」の始まりです。
感想は……KAGUYAスタジオは「スターリーティルズ」で更なる進化をしたのだなあ、と。
期待していた飛翔感はやや少なめでしたが、そのぶん抒情的で心に沁みるものでした。
「スターリー」が想像したことも、夢に見たこともない映像なら、「銀河」はいつか夢に見たような景色でした。(わたし、乗り物に乗っている夢をよくみるのです)
科学館を出て、またポートライナーの車窓から神戸の夜景を眺めつつ、これもこれで夢の風景のようだな、と。さっきまで聴いていた「星めぐりの歌」を脳裏に響かせながら思いました。
……が、ロマンチックなのはどうもそこまでだったらしく、その晩夢に見ましたのは、「著者校正、頑張ってるのに間に合わないよ~。編集さんに言い訳して、一日遅らせてもらって……」と赤字の入った原稿を前にあせっているわたしでした(笑)。
ああもうどうしようもないですね。
今日はちょっとのんびりできる予定ですので、次のお話の資料集めをしながらも酒のつまみに本を読んで過ごします。