昨日のことですが、会社の仕事で銀行に出かける途中、散歩中のゴールデンレトリバーに出会いました。
犬好きの方だったら、おぼえがあるかもしれませんが、
わんちゃんの顔を見て(こっちにおいで)とアイコンタクトしてみると、そのとおりに寄ってくることがあります。
わたしは結構成功率が高いほうで、ほぼ90パーセントの確率でふらふらっとわんちゃんが寄ってきます。
昨日もそれで、ゴールデンくんにアイコンタクトをかけてみると、飼い主が「おっ」と言うくらいわたしに近づいてくれました。

じつは、ゴールデンをさわるのはこれが初めて。
会社で飼っていた方がいて、常々「おとなしいよ、いい子だよ」と聞いていたので、一度さわってみたかったのです。
「えへへ」と内心にんまりしながら腕を伸ばして……そのとき、かけていたロングショールがずり落ちてわんちゃんの頭の上に。
ロングショールは結構なボリュームがあったので、(ぼそっ)って感じでもろに視界を塞ぎました。
なのに、そのゴールデンくん、まったく動かずじっとしたまま。
「あ、失礼しました」←丁寧語ー!
そう言って、ショールをどかせ、あらためて「よしよし、いい子。かしこいねー」と頭をなでなでしたときも、ちょっとだけうれしそうにしつつ、でもやっぱりおとなしくしていました。

わたしがアイコンタクトでよそさまのわんちゃんを引き寄せると、飼い主の方を不審がらせてしまうので、その折の対策として「まあ可愛いわんちゃんですね」とか「お名前は?」とかを聞くようにしています。
(犬好きで、無害なひとを演出)
このときも飼い主(男性、おそらくは定年後と思われる)の方に、「犬種はなんですか?」と笑顔で聞いてみたところ(じつは知ってる)、はたして「ゴールデンレトリバー」とのお返事でした。
そのあと、飼い主の方とゴールデンくんとは別れましたが、飼い主の男性は、なんとなく腑に落ちないといった風情。

まあ、それはそうかも。
日中、歩道で通りすがりの相手に自分の飼い犬がふらふらと近寄ったあげく、その相手は犬に丁寧語を使うわ、よしよしーと躊躇なく頭を撫でるわ(わんちゃんの体格は、成人女性が四つん這いになったよりも大きいです)、しかも、自分の犬もその相手もほんわかとうれしそう。
なので、変な体験をしたなあと思われてもしかたがないかもしれません。
でも、すっごくゴールデンくん、可愛かった!
我慢強くて、温厚で、知性的で。
あとで、会社の方にこの話をしたら、
「室内でも充分飼えるよ。いつもおだやかで、静かにしてるし、知らない人が来たときだけ吠えるけど「シッ」って言ったら、ぴたっと黙るよ」
う~ん。飼ってたひとがうらやましい。
だけど、散歩に連れてってあげられないし……定年後にはレトリバーを飼うのもいいかも。
なんてことを考えさせられるほど、威力のあるゴールデンくんなのでした。