今城けいのペンネームで作品を発表したのは2009年の「モルグの番人」でした。
あれから15年間以上商業誌でお話を書かせていただき、今年も新作が出版できるというのは本当に恵まれたことなのだと思っております。
もちろんそれは自分の力ではなく、まずは読者様、それに拙作に関わってくださった皆様あってのことと、心からありがたく感じています。
会社の仕事、商業誌の執筆活動、家庭のもろもろ。不十分ながらそれらを精一杯回してきて、ようやくひと息ついたとき。
あれ。いままでとこの先、おなじやり方でいいのかな。なにかずいぶんと窮屈な考えに縛られてやしないだろうか。
そんなもやもやが湧いてきて、頭の中から消えないのです。

無難に、穏便に。自分の本当の気持ちより、諸事情を優先させるのを第一にしていないか。
我慢すること、日和ることを当たり前にしていないか。
会社はまあ、社会人なので理不尽も呑みこみまくり。
家庭だって、とてもじゃないけど自分ファーストはありえない。
商業誌もたくさんの方々の思惑ありきで、趣味の活動とは違うのだよ。

そんな気持ちの数々を、むしろ自身を奮い立たせる材料にしてきた部分も確かにあって。
だけど、これからもずっとずっとこのままでいいのかなあ。

だって、いまの自分は本当に自由で楽しい気持ちなのか。
この世界は美しいと日々思えているのだろうか。

ここ最近、幸福度と自己肯定感がめりこんでいて、苦しいなあと思っていたとき、イマジナリー今城が関西弁でささやいたのです。
あほやなあ、そんなにくよくよしてたってどうにもならんで。
他人様には他人様の考えと都合があるんや。
だから、あんたも好きにやったらええねんで。
自由に生きたらええんや。わがままでええんや。

その声を聞いたとき、そうだなあ、としみじみ実感いたしました。

それで、そのあといろいろ考えたり調べたりして、商業誌とはまた違う方向でお話を発表できたらいいのになあ、と思っております。
なにしろ15年前とは発表形態も様変わりしており、引きこもりだった自分は驚きと新鮮な気持ちとで周りをきょろきょろするばかり。
新しいことにチャレンジするのは勇気が必要なのですが、ちょっと前向きに考えてみたいです。

なにか、長々とすみません。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
また、折々に考えたこと、その進捗状況などもこのブログで発信していきたいと思います。
更新したら「X」でもお知らせいたしますね。
それではまた。
ありがとうございました!